神様なんて信じないっ!~イケメンと妖怪、召喚しちゃいました~


あなたの髪。

あなたの瞳。

あなたの唇。

あなたの声。

あなたの体温。




まだ、思い出せる。


けれど、このままじゃ、薄れていってしまいそう。


怖いよ。


みんなのように、あなたを忘れてしまうのが、怖い。



「……いんちきキリシタンめ。早く連れに来てよ……」



待っていろ、なんて俺様なセリフ言われたら、そうするしかないじゃない。


がんばって、元気でいようと心がけているんだよ。


あなたみたいに、いつも笑っていようって。


ねえ、ほめてよ。


この寂しさの、責任をとってよ。



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