イジワルなキミの隣で
「1年のくせに生意気だよね。あの女」
「だね。今度しめる?」
そっと後ろを見ると、その女子達は窓から外を見て騒いでいた。
2年の間でも派手な女子の集団。
「やめた方がいいと思うけど」
黙っていられなくなって、彼女達に詰め寄った。
「む、村上さんっ……」
彼女達はあたしに気付くと、バツが悪そうに視線をそらした。
「な、なんであんたにそんなこと言われなきゃなんないのよ!」
その中でもリーダー格のナホがあたしに突っかかる。