イジワルなキミの隣で


うう、なんて優しいんだろう。


恵まれてるな、私。



「明後日から新しくバイトの子が来てくれることになったから、少しは楽になると思うの」



「そうなんですか?」



よ、良かった。


ずっとこんなんだったらどうしようって思ってた。


だって明らかにホールは人が足りてないもん。



「ではお疲れ様でしたっ」



「あ、ちょっと待って」



そう言って帰ろうとすると、華さんに呼び止められた。


< 27 / 420 >

この作品をシェア

pagetop