イジワルなキミの隣で
「俺だって萌絵の為なら……いや、玲奈の為ならもっと!何だって出来る!」
「はいはい、央太はいいから。私と萌絵の邪魔しないで」
「おーい、玲奈さん。俺、微妙に傷付くんすけど」
……玲奈。
いつの間にこんなに強くなったの?
その背中が頼もしい。
「ありがと、2人共。大好き」
小さく言うと、玲奈は私の顔を見てニコッと笑ってくれた。
そして一言
「佐伯先輩とどっちが好き?」
意味深にそう言った。