イジワルなキミの隣で


ざわめく教室。


冷やかす声やからかう声が聞こえるけど気にならない。



私と先輩の周りだけ時が止まってしまったかのように


しばらくの間ずっと見つめ合っていた。



無表情なそのポーカーフェイスは


何を考えているのか全然わからない。



フッ



どれくらいそうしていたかはわからない。


突然


先輩は口元を緩めて笑った。


だけど


その瞳は


私を軽蔑するかのように冷たくて。



「伝える相手が間違ってるだろ」



低く冷たい声。


それだけで心が怯みそうになる。


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