【完】お嬢様と執事
沙羅様の真後ろに来たものの俺の存在には気づいていない二人



話し込んでいるようだった。



俺は、静かにその話しを聞いていた。



「そろそろ、告白してもいいと思うよ!!」



千華様が沙羅様に向けたこの一言が俺の心をえぐった。



「無理よ、絶対」



自信なさげの沙羅様



「えー!両想いだと思うのになー!」



沙羅様とは反対に自信ありげな千華様



「両想いな訳ないでしょ...背負うものだって違うのに...」



この会話が、沙羅様の悲しそうな表情が俺の心をえぐった。



「なんの、話しですか?」



耐えられなくなった俺は話しに参加した。



「「えっ?」」



見事に重なった二人声



沙羅様は俯いてしまったが、千華様はニヤリと笑った。



それは、俺を挑発しているようだった。


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