【完】お嬢様と執事
千華様の財閥も大きいが、沙羅様の財閥の方が大きい。



背負うものの大きさが違うんだ。



だから、千華様の両親からも許しが出た。



ふたりが羨ましすぎる。



俺も沙羅様と...



グッと拳を握る。



そんな時、俺の手を握ったのは...



「真田」



鈴のような声で俺の名を呼ぶ沙羅様だった。



「沙羅様」



「私の執事に怪我をされては困るから」



プイッとそっぽを向く沙羅様



「すみません」



「いいのよ、別に...行きましょ」



沙羅様が先を歩いて行く、その後ろを追いかけて沙羅様の腕に自分の腕を絡める千華様



そして...



「何だよ」



キラキラした目を俺に向ける真司郎



「案外いい雰囲気だな、マコト♪」



「どこがだよ」



俺は真司郎を捨てて遠く離れてしまった沙羅様の元へ向かった。


< 13 / 39 >

この作品をシェア

pagetop