【完】お嬢様と執事
「ねぇ...?」



「はい」



不意に沙羅様に呼ばれ耳を傾ける



俺の質問したことには答えてくれないみたいだ。



「小さい頃約束した事憶えてる?」



「小さい頃ですか?」



なんか約束したっけ?なんて思うこともなく頭によぎるのは幼稚園の時のこと



小さい頃から執事としてじゃなくても、普通に幼馴染みくらいの勢いで仲がよかった、俺と沙羅様



その時は俺の親父が沙羅様の執事だった。



俺は沙羅様のことを『沙羅』と呼び、沙羅様は俺のことを『マコト』と呼んだ。



その時から俺は沙羅様に惚れていた。



でも、知っていた。



俺も大きくなれば、沙羅様の執事になるんだってことを...



てことは、沙羅様との恋は許されないことも...


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