【完】お嬢様と執事
沙羅様の『抱いて』と言う言葉はいつの間にか頭の中にはなく、沙羅様のいう大事な話が気になっていた。



ま、抱くということは何があってもしなかった、もし俺の事を恋愛感情として好きなら話は別だけど…



そんな、俺もこのあと沙羅様に言われる一言に驚きと動揺を隠せないこととなる。



黒塗りの車はあっという間に、屋敷につき只今、沙羅様の部屋で何やら気まずい雰囲気になっている。



そんな中沙羅様は、私に冷たく言い放った。



「この屋敷から出て行きなさい。」



それは、あまりに唐突であまりにも残酷なものだった。



俺がこの屋敷を出ていく?ふざけんじゃねェよ…と、執事じゃない時の自分が出てしまいそうだった。



「すみません…沙羅様、その命令だけは…命令通りに従えません。」



沙羅様の、息を飲む音がやけに大きく聞こえた。


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