【完】お嬢様と執事
手を繋いで歩いている姿、ブランコに乗っている姿



でも、たった1枚だけ俺の心に闇を見せた。



それは、俺が泣いている写真だった。



あれは、忘れもしない小1の頃だった。



俺は沙羅様の遊び相手だった。



ある日俺は親父に言われた。



『沙羅様の傍に出来る限りいなさい。決して、寂しい思いをさせてはいけない。ワガママも出来るだけ聞いてあげるといい。将来沙羅様の執事になるんだ。練習だと思って全力で頑張りなさい。』



俺は、その頃まだ小1



そんな、難しいことわかるわけない。



『父さん、どうして?出来るだけ傍にいなきゃだめなんだ?』



俺は疑問に思ったことを直ぐに口にした。


< 29 / 39 >

この作品をシェア

pagetop