【完】お嬢様と執事
目が覚めた時には、沙羅様の部屋で眠っていた。



どーせ、屋敷の奴がいないことに気づきて助けてくれたことくらい簡単にわかった。



実質的に俺は沙羅様を護れなかった。



隣を見れば、沙羅が眠っている。



無事でよかった。



沙羅の手を強く握った。



「マコト、目が覚めたのか?」



そんな時だった親父の声がしたのは…



「沙羅様はお前に惚れてるみたいだよ…『カッコよかった』ってさ、強くなれよ…このクソガキ」



それだけ、言って親父は出て行った。



「マコト??」



「沙羅、おはよ」



「おはよ、マコト!大好き!!」



何かをお思い出したように、抱きついてきた沙羅様だった。

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