シェアハウスのミュージシャン

3日前…カラオケ屋


私の特技には歌うことも入ってある。

昔から、歌うのとスポーツが大好きで、暇さえあれば、歌うか運動のどちらかだった、


昔は、人前で気にせず、歌う私。
そんな私に歌を、教えてくれたお母さん



「音痴!!」

っと言われながらも、ずっと歌いつづけた結果、私は家族の中で、1番、歌うのがうまかった。


中学時代はバスケ部。

高校時代は柔道部。




柔道部もまだ引退していない。




だから、音楽は、カラオケに行って、歌うぐらいだった。



「ちょっとー沙織ー。」

「何?」

「また、負けた…」


親友の浅野早苗 あさの さなえ

「早苗、沙織には勝てないって!」

親友の橘光 たちばな ひかり


「光もでしょー。」

「当たり前じゃん!沙織と勝負しても負けは決まりじゃん。」


「てか。いつのまに採点してたの?」

「へへっ。てか、沙織高すぎ。」

「別に、98点ぐらい…」

「うわぁー。嫌み?」

「違うよー」




ガチガチャ。

いきなり、ドアノブが荒々しく音を立てた。

「え?何?」

光「わかんない。」

「誰?」

早苗「ちょっと、お化けだよー。いやー。」

「ちょっと、早苗落ち着いて。」

ガチャン


すると勢い良くバンッと音を立ててドアが開いた。

「きゃーーー!!!」

「うわぁー。」

「誰?」

「え?!イケメン3十銃?」

「イケメン3十銃?」

「そう。光と同じクラスの…」

「きゃー。哲ー!!!」

「うぃーす。」

「おい。哲、ちょっと黙っとけ。」

「何だよ賢介ー。真面目な顔してー」

「当たり前だろ!」

「あのさー。」

「何?」

「さっき、98点取ったって言ってた子って誰?」

「誰って、私だけど…」

「え!七瀬が?」

「うるさいな!大高!」

「まて、ひろ。一回落ち着け!」

「だってよ。七瀬が…プッ!」

「ひろ…殺して欲しいか?」

「ごめん。ごめん。賢介」

「で。何?」

「ああ。あのさ…












俺らのグループに入ってくれないか?」

「グループ?」

「ああ。俺たち3人で、バンドで活動してんだ。」

「ああ。なんか言ってたねー。」

「そうなんだ。」

「でも。バンドって、私何も弾けないよ。」

「弾くのは、俺らが弾く。」

「じゃ、私は?」

「ボーカル!!」

「え?ボーカルいないの?」

「ああ。だから、歌うまい人を探してたんだ。」

「へー。で何でここで居るの?」




「ずっとさ。聴いてたんだ。噂に。」

「噂て何ですか!!!」

「ちょっと!早苗。」

「それは、七瀬沙織は歌が上手いって、」

「そうなの?」

「おい。100点取ったことある奴が言うな!!!」

「だから、まぐれだって。極めつけは、ひろから聞いた。」

「え?大高?何で知ってんの?」

「だってよ、お前音楽のテストで歌ってただろ。」

「え?小、中学の?寝てたくせに?」

「…」

「ま!そういうことで、橘から今日カラオケ行くって聞いたから、着いてた。」

「え?ちょっ!光?」

「…まぁ、いいじゃん。」

「えーーー。」




「って事で、歌ってくれ。」

「はい?何いきなり言ってんの、北野。」

「当たり前だろ。試験試験、あと、賢介でいい。」

「俺はしゃーなし、哲でいい。あと、俺はお前の事、沙織で呼ぶ。」

「はいはい。まぁ、いいけど、で!何歌えばいいの?」

「何が得意?」

「うーん。何でも。」

「じゃ、西野カナで。」

「分かった…」






チャン…



「採点は……96点…すごい!!」

「え?96?引くい…」

「どこが?」

「え?だって、哲。96だよ!」

「十分たけーよ!」

「…」

「次は…ウルウルズ」

「え?男の人の歌じゃん。沙織いけるの?」

「うーん。歌ってみる。」








チャン…




「採点は……98点…完璧!!」

「な!言っただろ?」

「ああ。すげー。」


「いい?もう。」

「あ!うん。あのさ!」

「何?」

「どう?入ってくれる?」

「…」

「沙織、やってあげれば。沙織が入ったらイケメン3十銃➕沙織。いいとおもうけど…」

「…」

「でも、沙織…部活」

「そう。私、まだ部活引退してなくて、」

「え?俺は6月に引退したけど?」

「私は7月に引退なんだ。」

「あと、少しか…」

「うん。練習は何時から?」

「練習っつうか、いつも、ひろの家にいるだけだもんな〜。まぁ、6時から9時ぐらいだなよなー。」

「ああ。」

「うーん。部活がある時は遅れるけど…」

「全然大丈夫!!」

「本当?じゃ、いいよ」

「えーーーー!!!!んまにか?」

「うん。」

「よっしゃー!ー!ー!ー!ー!」

「よろしくね」

「ああ。」





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