シェアハウスのミュージシャン
by沙織
いきなり光栄に会ったのはビックリした。
なんか、ますますカッコ良くなってるし…モテるんだろーなー。
付き合っていた頃から、デートにいけば、男女問わず、視線を集めていた。
本当、こんな人が彼氏だったんだなー。
なんて、思うぐらい…
「最近、バスケは?」
光栄「高校でも、しっかりキャプテンだったぜ!!」
「お!流石。」
光栄「沙織は?柔道。」
「楽しいよ。引退したけど…
私ね、引退試合では、優勝したんだよ?」
光栄「マジかよ…流石沙織。
中学の時もバスケで選抜選ばれてたよな?沙織の中学のエースだったし。」
「まぁね。でも、選抜は光栄も選ばれてるじゃん。」
光栄「俺は、当たり前だ。」
「ナルシストーー。」
光栄「ふっ。そーだな。」
なんて、他愛もない話をしていたら、
定員「何名ですかー?」
「2人です!!」
「やった。前じゃん!」
光栄「うわぁ。急流滑りの一番前は、濡れるぞー。」
「どーしよ。ビショビショになったら。」
光栄「風邪引くな。俺ら…」
「うん。」