シェアハウスのミュージシャン
昼休み
光栄「沙織行くか?」
「うん。」
光栄と一緒に食堂に着くと人が結構居た。
私はオムライス。光栄はカレーを頼んで席に着いた。
「いやー。やっぱり早起きは苦手。」
光栄「昔から。言ってるなそれ。」
「へっ?うそぉ!」
光栄「口癖みたいなもんだな。沙織にとって」
「てへっ。」
光栄「それよりさー。体育祭って。いつ?」
「うっとねー。確か、」
私はポッケからケータイを取り出し、
カレンダーを見ると
「10月1日だよ、」
光栄「10月かー。」
「うん!結構この学校盛り上がるんだよ。一番は、文化祭だけど。」
光栄「そっか。」
「光栄。運動神経いいから、体育祭好きじゃないの?」
光栄「あぁ。大好き!」
「やっぱりー。」
なんて。他愛のない話をしていたら、2人とも食べ終わり、教室に戻った。
昼休みは50分もあって凄く長い。
光「おっ!沙織おはよー。」
「確かに今日はおはよーだね。」
早苗「ねぇー。喉乾いた。ジュース買いにいかない?」
「いいよ。」
近くにある紙製のジュースが出てくる自販機で
私はイチゴミルク
早苗はレモンティー
光は抹茶ラテ
を買って今日に戻った。
光「本当、沙織はお子ちゃまだねー」
「ちょと、ひどい!イチゴミルクなめたらダメだよ。」
光「抹茶ラテも美味しいってほら。」
光の抹茶ラテを飲んでみたら、
「うえっ、苦いー。」
私は口直しに思いっきりイチゴミルクを飲んだ。
早苗「はぁー。」
「どした?」
いきなり早苗が大きいため息をついた。
今日はいつもとテンションが違う…
不思議に思いながら私も光と早苗がくっつけてる机に自分の机を引っ付けた。
早苗「はぁー。夏休みにさ、付き合ってた彼氏と別れてさー。」
「え?あの、他校の子と?」
早苗「そっ。なんか、他校ってやっぱり難しいねー。」
光「浮気?」
早苗「まぁね。あっちが浮気したから直ぐに別れたよ!」
「ねぇ、ねぇ、やっぱり浮気って嫌なの?」
早苗「え!沙織浮気されたことないの?」
「だって、私、まだ光栄としか付き合った事無いから。」
光「そうだったねー。」
早苗「辛いよ。好きな人に裏切られたってことだからね〜。」
「そうなんだ…」
「早苗。元気だして!私のイチゴミルクあげるから!!」
コレが今の私に出来る励ましだ!
早苗「もー。沙織は本当、お子ちゃまだなー。」
「あ!早苗も!!」