シェアハウスのミュージシャン
by沙織
ガラッ。
空いてる…
こんなに朝早くから教室は空いてるんだ…と思いながら教室に入ると、
光栄「はよ。」
「光栄!!おはよ。朝早いね?」
光栄「あぁ、朝練がある時いつもこの時間だったから、慣れててな。」
「そっか。」
光栄「沙織は?」
「あ!ちょとやることがあって…」
ガタンッ
っと、私は机を菜奈華の机と入れ替えた。
光栄「え?どうしたんだ?沙織!」
「あ、席ちょと変えてもらったんだ。」
光栄「なんで?」
「そっちの席、サボってたら直ぐにバレちゃうから、これから体育委員とかで、授業中いろいろとしないと行けないから…」
光栄「じゃ、俺の前だれ?」
「知らない?剣崎菜奈華っていう、スタイルが良くて綺麗な子。」
光栄「あぁ〜。知ってる知ってる。中一緒だったし、
いっときすんげー。俺に関わってきたから、でも、あっちが、告白して来たんだけど、断ったら、近づいてこなくなった。」
「…中学校の時?」
「いや、つい最近。」
「そーなんだ…」
菜奈華…ひろの前は光栄に手出してたんだ…
ガラッと、だんだん、クラスメイトが入ってきた。