シェアハウスのミュージシャン


by沙織



ガラッ。


空いてる…

こんなに朝早くから教室は空いてるんだ…と思いながら教室に入ると、


光栄「はよ。」

「光栄!!おはよ。朝早いね?」

光栄「あぁ、朝練がある時いつもこの時間だったから、慣れててな。」

「そっか。」

光栄「沙織は?」

「あ!ちょとやることがあって…」


ガタンッ


っと、私は机を菜奈華の机と入れ替えた。


光栄「え?どうしたんだ?沙織!」

「あ、席ちょと変えてもらったんだ。」

光栄「なんで?」

「そっちの席、サボってたら直ぐにバレちゃうから、これから体育委員とかで、授業中いろいろとしないと行けないから…」

光栄「じゃ、俺の前だれ?」

「知らない?剣崎菜奈華っていう、スタイルが良くて綺麗な子。」

光栄「あぁ〜。知ってる知ってる。中一緒だったし、
いっときすんげー。俺に関わってきたから、でも、あっちが、告白して来たんだけど、断ったら、近づいてこなくなった。」

「…中学校の時?」

「いや、つい最近。」

「そーなんだ…」



菜奈華…ひろの前は光栄に手出してたんだ…



ガラッと、だんだん、クラスメイトが入ってきた。

< 71 / 167 >

この作品をシェア

pagetop