シェアハウスのミュージシャン




「さお…り…沙織…起きろォ〜ーー」

「…うっ…光うるさい…」

光「なに言ってるのよ!」

「今何時ぃ〜?」

光「10時だよ。」

「うそ!10時!!!」

光「うん。」

「遅刻じゃん!!」

光「沙織、頭大丈夫?」

「え?!」

光「ほら!」

光はカレンダーをぐいっと突き付けてきた…

「ちょ、近い…」


「…あ!今日土曜日⁇」

光「そだよ。」

「やばっ、最近曜日気にしてなかった…」

光「ほら、早く着替えて!着替えて!」

「えっ!ちょっと!何?」

光「何って、ショッピングよ!ショッピング!!」

「えっ、ちょっと!!」

私の服はいとも簡単に脱がされてしまった。

「分かった!分かった!着替えてくるよ!!」



光「うん!じゃ着替えたら、ご飯宜しく♡」

「はいはい。」


私はタンクトップをスカートにインした袋に鍵のネックレスに大きいリング型のピアスを付けた。

「はい。お待たせ〜。」

光「うわァ〜。」

「なっ何よ!人の姿見て!」

光「いや、沙織。1人で歩いたらダメだよ!!!」

「なっ、何で⁇」

光「当たり前でしょ!!ナンパされるに決まってるでしょ!」

「ナッナンパ!!」

光「うん!」
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