甘いカンケイ



「さっきぶりだよね。…俺は浅井涼介、よろしくね美和ちゃん」

「よ、よろしく…お願いします…。」


あたしはまさかの再会に驚きと嬉しさと恥ずかしい気持ちで頭の中がいっぱいで混乱しそう…。


浅井涼介(あさい りょうすけ)

って名前なんだ。近くで見てみても、やっぱりカッコいい。

ノリくんがワイルドなら浅井さんは爽やか王子様って感じで、優しくて物腰が柔らかそうな雰囲気に紳士な男性って気がする。


「ふたりとも、なんかよそよそしい~。ほらほらっ。浅井さんは美和の隣ねぇ?」


なんだか変に意識しちゃってるせいか浅井さんの方をあんまり見れないあたし。


それを分かってか香織は浅井さんをあたしの隣に移動させると満足そうな顔をしている。


「ふふふ。あたしはノリくんとふたりでラブラブしてるからおふたりはお好きにどーぞ?」


……は?どういうこと?


「美和、頑張って?」


あたしにそう耳打ちするとすぐにノリくんのところにそそくさと行ってしまった香織。


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