精一杯のLOVEをあなたに。。。



私は結局彼女のことを憎めなかった…


きっとそれは


彼女も本気で斗真を想っていたから…。



彼女の小さくなっていく後ろ姿が急に振りかえった。



『斗真の記憶が戻ったら…

また自分を責めるかもしれない…。

その時はしっかり支えてあげてね?
絶対に離れちゃだめだからね』



彼女が残した最後の言葉の重みを噛み締めながら、私は斗真の病室へと歩きだした。



斗真の記憶が戻ってほしい。

ただそう願ってきた…


だけど今は複雑だった。


斗真の記憶が戻るという事は、
決していい事ばかりじゃないんだね?


辛い事や哀しい事も同時に思い出す事になるんだね…



私の事を思い出すと、また斗真は胸を痛めることになる…



斗真を苦しめることになるんだね?
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