璃琥―riko―
そして、着いた学園長室。
……かなり時間がかかったが。
それは、全て愛の自覚無しの方向音痴のせいだ。來夜が…ヘトヘトなぐらい。

「失礼しまーす。」

入っていくと……まぁ凄い。
絨毯も机もソファーもかなり高そう。
てか、高いよね。
壁も金や宝石が所々に散らばっているし。
有名な人が作った作品まで置いてある。
多分いや絶対、これらは……

「愛!!」

奥にある大き過ぎるだろう机でなにかをしていた人がぎゅっと抱きしめてきた。
愛も抱きしめかえす。
彼が“あの人“だ。

「久し振りだね。うーちゃん」

うーちゃんこと城之内雨來〈ジョウノウチ ウラ〉彼がこの学校の学園長なのだ。
ただ、ちょっと意外だった。
雨來は成績優秀で、愛にもよく勉強を教えてくれていた。
茶髪で青の瞳(クウォーターらしい)の超絶的なイケメンだ。
そして、愛の家ぐらい…いや、愛の家以上に凄いあの城之内財閥の養子なのだ。夜來は雨來の実の兄弟で、もうひとり二人が溺愛してる妹もいるが。
まあ、とりあいず凄い人なのだ。
だからこそ信じられない。
その彼が

…………不良高の学園長だなんて

まあ、不良高と言っても、ガラス1つも割れていなく、不良高にしてはあやしーほどかなり綺麗な校舎だが。
愛は雨來が学園長をしているからこの高校にきたのだ。

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