チャラ男とちょうちょ
「ぶっちゃけ、かわいいなって思ったら付き合っちゃえばいいじゃんって思ってた。別に、結婚するわけでもないしただ付き合うだけなんだから、1人と付き合わなきゃいけないなんて思ってなかったし。告られて、タイプだったらOKしてたしいろいろめんどくさくなったら終わらせればいいやって」
だろうね、と思った。
「だけど、真奈美に振られて、何も知らないと思った?って聞かれて。よくよく考えるとオレってサイテーだなって思った。真奈美は何にも言わないから、サラのこととか、あゆみのこととか責められないしラッキーじゃんぐらいに思ってたから。」
あたしは、あの時の気持ちを思い出して胸がキュッと締め付けられるようだった。
「真由美ちゃんから子供のこと聞かされたときも、びっくりしたけど正直嬉しかった。でも、やっぱり真奈美から話してもらえないってことはまたオレが苦しめてんだなって。涙香と付き合ってるとか噂もあったし、真奈美が出勤しなくなったのもあっという間に拡がったし、噂は本当なんだって思った。たまたまさ、真奈美と涙香が一緒のとこ見たんだよね、オレ!真奈美も元気そうだったし、顔見れば辛い思いはしてないんだなってわかった。そうやって毎日過ごせてるならオレといなくて正解だったんだなーって思ったよ」
だろうね、と思った。
「だけど、真奈美に振られて、何も知らないと思った?って聞かれて。よくよく考えるとオレってサイテーだなって思った。真奈美は何にも言わないから、サラのこととか、あゆみのこととか責められないしラッキーじゃんぐらいに思ってたから。」
あたしは、あの時の気持ちを思い出して胸がキュッと締め付けられるようだった。
「真由美ちゃんから子供のこと聞かされたときも、びっくりしたけど正直嬉しかった。でも、やっぱり真奈美から話してもらえないってことはまたオレが苦しめてんだなって。涙香と付き合ってるとか噂もあったし、真奈美が出勤しなくなったのもあっという間に拡がったし、噂は本当なんだって思った。たまたまさ、真奈美と涙香が一緒のとこ見たんだよね、オレ!真奈美も元気そうだったし、顔見れば辛い思いはしてないんだなってわかった。そうやって毎日過ごせてるならオレといなくて正解だったんだなーって思ったよ」