脱・不幸恋愛体質
幸せは一気に来るもので、かなりのイケメン様が御来店。
颯爽と歩いてきたその人は、背が高く細い割にはしっかりした体つきで、歩く度にサラサラした髪が風になびいていた。
もちろん、行く所行く所で女性が振り返る訳で……
彼女は気が気じゃないだろうな。
「すみません、オレンジジュース2つ」
目の前まで来たその人は、私にそう告げると小銭を先に渡してきた。
なんだか急いでいる様子に、私も慌てて用意をしてオレンジジュースを渡した。
「お待たせしました」
そう言った私に、後ろを気にしていたのにちゃんと私の方に向き直して
「ありがとう」
と笑顔で言ってくれた。
さっきの蓮とは違って、クールな大人の笑顔に今度は私がノックアウト。
少し触れた手に赤く頬が染まる。
「お前も人の事言えねーな」
!!!!!
――振り向いた先には……