転校生のイケメン彼氏
そしてチャイムが鳴った今…。
「ね?彼女っているの??」「私のね…」「どこに引っ越してきたの?」「好きなタイプって?」
俺の周りには女、女、女…。
そして教室から避難しようと思っても廊下にも女、女、女…。
女が群がり、我がこそ!と質問攻めをしてくる。
いい加減にしてくれ…。
無視するわけにもいかず軽くあしらう。
すると…。
「もーイヤッ!瞬くん、奈々の質問に全然答えてくれなーーい!!」
「ちょ!声大きい!聞こえるよ??」
そんな会話が聞こえた。
2人とも、声がでかい…。
だからその会話に自然と耳が傾く。
「も~いいもん!瞬くん、奈々のイメージとは全然違ったしッ!!」
…おいおい。
どんなイメージだよ?
お前のタイプなんて知るわけねーし。