月城学園生徒会の秘密
ーside颯斗ー

水着を選んだ俺たちは先に待ち合わせ場所であるモール内にある噴水広場に来ていた。

「なぁ、」速水が話かけてきた

「ん?」俺がそう言うと、

「俺たち、浮いてね?」確かに。休日だけあって家族ずれなどが多い。

「だけど、動くわけにも行かないだろ。さくらは何かに熱中すると他のことは耳に入らないタイプだし、長谷川の妹はどうよ?」

「右に同じ。」と呆れたように長谷川は言った。

「やっぱりな、さっき、ここに来る途中に何度か話したけどさくらと同じ感じだったしな…考え方というか…」

「やっぱりか。俺もそう思ってた。」速水がそう言ってるとスマホが鳴り、「雪奏たち、こっち来るって」そう俺が言うとやっとか…というかんじで速水がそんな顔をしていた。

「諦めろ。これでも早い方だ」俺がそう言うと、「確かに。澪もかなり悩むしな。荷物持ちしろなんて言われて見ろよ最悪だぞ。」

「どこも、同じか。」俺が言うとはぁ~と俺たちはため息をついた。

そのあと雪奏たちと合流して、昼飯をモール内にあるフードコートで食べた。

モール内で必要な物を買い揃え、各々の家に帰って行った。


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