月城学園生徒会の秘密
「君にも同じ覚悟があるか?雪奏にどんな事を起きても雪奏に変わらない愛を貫き通すと覚悟が。」この周りの圧迫感、これはきっと時宮冬哉としてでわなく、時宮家現当主としての問いだ。

「喩え、如何なる事が起きようと雪奏に変わらない愛を捧げる事を御当主と沖縄の地に眠りし御霊に誓います。」

圧迫感は溶けて冬哉さんは微笑むと「…ありがとう。颯斗君なら雪奏を任せられる君の目は澄んでいたからね。真実だと分かったよ。五十嵐院長夫妻が承認して下さるなら雪奏の婚約者と名乗っても良い。」えっ今なんと…

雪奏の婚約者…ウソだろ!?こんなに嬉しい事は覚えている限りない!!

「っ!!ありがとうございます!!」俺はかなりの勢いで冬哉さんに頭を下げていた。

「大袈裟だな。さぁそろそろ夕飯だ。鈴美の飯は美味いぞ。雪奏の料理は鈴美の直伝だからな雪奏の腕前は颯斗君知っているだろう?」確か
に雪奏の弁当は濃くも無く薄すぎも無くそれでいて素材の味を引き立たせる物だった

「はい!」と興奮覚めない声で言うと冬哉さんは微笑んで、行こうか、と言ってビーチを後にした。
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