月城学園生徒会の秘密
ーside雪奏ー

来校していたお客さんが帰って行って、今は後夜祭の真っ只中♪しかも後夜祭にはジンクスがあって最後までいた恋人同士はずっと一緒にいられるって言うもの。だから、校内中に恋人です!って宣言しているのと同じなんだよね♪まぁ私と颯斗は恋人を通り越して婚約者同士だけどね♪

実は、私と颯斗が婚約者同士だと学園には言ってあるのは学園長と理事長だけ。(学園が学園だけあって婚約は認められている。御曹司やお嬢様ばっかりが通う学園だからね♪)だから、私の担任、颯斗の担任、そして、生徒会の顧問の先生にこれから言う事になってるの。颯斗のお父様である遼(りょう)様と私のお父さんが後で合流してからね?

今はお父さんたちを校門で待ってるんだ。

そうして十数分後…合流して

「こんばんは遼お父様。」とお父様にご挨拶していた。「お父さんわざわざありがとうね」と言ったら気にするなと手を挙げた。

「そんなに畏まらなくて良いよ?俺と颯斗とさくらの母親である秋子は親らしい事を仕事と片付けて出来なかったからね?颯斗とさくらが楽しそうにしているのは、雪奏ちゃんが生徒会に入ったおかげだと俺は思ってるよ。それに、六年後は俺のもう一人の娘になるわけだろう?冬哉さんと雪奏ちゃんみたいに敬語はない親子関係を俺は考えてるよ?」そう言われては…

「うん。わかったありがとう遼お父さん」そう言った。何故か、いつの間にお父さんと遼お父さんは仲が良くて私は安心した、先に私たちのお父さんが話があると通してあったので、先生たちがいる所へ向かった。

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