彼女の恋~小指の赤い糸~
主任とはもっと一緒にいたい。でも、もしかしたら課長が来るかもしれない……。
主任との事をいつまでも隠しておくわけにはいかないし話しもしないと……。
困って動かないでいると……。
「良いよな?……紗季?」
目の前には笑顔の主任が、そして……またもや主任の『サキ』が耳に心地よく響いてしまい……。
「い、いいですけど……。
ちょっと散らかってて……待っててもらえないですか?
片付けて来ます」
主任にO. K の返事をしてしまった。
「はぁ……」
片付けたらシャワーもしちゃおう。
洗濯物をたたんでしまい部屋の中をさっと片付けてシャワーをしようとした時に携帯電話が鳴った。
ドキッとして確認したら主任だった。
待たせ過ぎたかな。
《ごめんなさい。
待たせ過ぎましたよね?》
《やっぱり、そっちに行っていい?
っていうか今、部屋の前にいるんだけど》
《えぇぇぇ……。
来ちゃったんですか?
私これからシャワーをするんです。
だから……》
《多少散らかってても大丈夫だよ。
とにかく、開けてくれないかな?》