彼女の恋~小指の赤い糸~


なんかムッとした顔が睨んでいる。
なんか不機嫌になってしまったみたいだ。


急に重苦しい空気に包まれたようで息苦しい。
何とかしたくて声をかけた。


「あの主任……」


「……ここじゃない理由は自分で考えて」


「……?」


「一つだけヒント。
……前とは変わったんだ。
後は考えれば分かるだろう」


前とは……変わった……。


そう言われた後、暫く考え込んでいると。

私をじっと見ていた主任が、フッと笑い柔らかい表情に戻っていて、ほっと息を吐いた。



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