有界閉領域
レイの看病も今日で5日目。









家政婦さんも『真由さんが来てくれて、助かります。礼司さんも見る見る元気になられて、ご両親も喜んでましたよ』










そう言われると、毎日通って良かったと思えてくる。










真由の目から見ても、傷もずいぶん治ってきたし、時折レイが笑顔を見せてくれるようになった。










それだけで、真由の心も一緒に癒される。









それに、昨日犯人が捕まったと聞かされ、胸の奥深くにくすぶっていた恐怖は、なくなり安心した。












「明日から、もういいよ。傷も治ったし、それに学校行かなきゃいけないんだろう?」










   ん?学校??








リョウは今日から生徒会が始まり、確かに学校に行っているが私は役員でもないから普通に夏休みだし・・・リョウが行ったから私もそうだと思っているのかしら?










「え、でも・・・」









私は行かなくてもいいのよって言おうとしたが、










「リョウとちゃんと話し合えよ。俺、あの時すっげームカついてあんな事言ってしまったけど、今はちょっと反省している。」






「ひどい目にあって混乱している真由が、俺にすがったのも、怖くて抱きしめて欲しいって気持ちも、今はちゃんと理解している」







「犯人も捕まった事だし、もういいんじゃないかな~って思ったりもしたしさっ。リョウの事好きなんだろう?だったら話し合ったほうがいいよ」










探るような目でレイを見てしまう。








   もう、来なくていいと言われると寂しい。







レイとリョウと3人での食事も実は密かな楽しみだったし、レイの世話をするのも実は好きだった。








   リョウから改まって『別れよう』と言われるのも正直怖い。







   もう少しこのままでと思ったが、逃げてばかりもいられない・・・








   覚悟を決めて、リョウと話てみようと思った。









「レイありがとう。リョウとちゃんと話し合ってみるよ。」








   声のトーンが寂しそうに聞こえたのだろう。









「俺は、すっげームカついたけど、やっぱり真由が好きだよ。リョウと別れても、友達以上って言うか俺と会ってくれる?」










「うん。喜んで会いに来るよ。レイのわがままも結構好きだからね」





































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