恋するほど 熱くなる
リサイタル以後
卓巳から時々メールが届いた。
私も必ず返信した。
やり取りはいつも短いものだった。
私の中に卓巳の存在が大きくなっていった。
それは確実に私の心をいっぱいにするものになると自分で予言できた。
それは恋する自分を外からみているようだった。
全てをかけてのめり込むまでにあとどのくらいかかるのか
とまで考えられた。
卓巳が私に本気なのかさえ
どうでもよかった。
卓巳はこんなこともメールで言っていた。
『僕にとって君のマネージャ-である荒木さんの存在が大きすぎて、今はこれ以上君に近づけない。』
彼の言う通り私にとっても荒木さんは大きな存在だった。
私の支えだった。
卓巳と親密になることで荒木さんを失うことになる恐怖を感じた。
私は二人を天秤にかけられないと思った。
卓巳から時々メールが届いた。
私も必ず返信した。
やり取りはいつも短いものだった。
私の中に卓巳の存在が大きくなっていった。
それは確実に私の心をいっぱいにするものになると自分で予言できた。
それは恋する自分を外からみているようだった。
全てをかけてのめり込むまでにあとどのくらいかかるのか
とまで考えられた。
卓巳が私に本気なのかさえ
どうでもよかった。
卓巳はこんなこともメールで言っていた。
『僕にとって君のマネージャ-である荒木さんの存在が大きすぎて、今はこれ以上君に近づけない。』
彼の言う通り私にとっても荒木さんは大きな存在だった。
私の支えだった。
卓巳と親密になることで荒木さんを失うことになる恐怖を感じた。
私は二人を天秤にかけられないと思った。