私の天然彼氏
悠の声が聞こえた瞬間、バッと理央先輩から離れた。


「は、は…るか。

あっとその…」


「あさひちゃん、自分の頬を叩いてたんだよ。

だから俺が止めたの」


いつも冷静な理央先輩。


今も焦ってる様子は全くない。


「でも、両手掴んで顔を覗き込む必要があるんですか?」


「あるよ?」


な、なんか…悠と理央先輩ピリピリしてる気が…。
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