私の天然彼氏
だってどうせ冗談だと思ったんだもん!


私に自信付けさせるための綾言葉だと思ったんだもん!


「俺、冗談で言ってないからね?」


にこにこ笑う悠。


こ、怖いですお兄さん。


「ほら、あーちゃん早く。」


ずるい〜!


悠は甘える時いつも私をあーちゃんと呼ぶ。


「分かったよ!目、瞑って?」


言われた通り目を瞑ったのを確認し、


ーチュッと軽く唇にした。


私の肩に両腕を伸ばして置いている腕をよけてくれない。


「は、はる…?」

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