可愛くない彼女,
今日はたまたま体育の教師が休みで
体育館でバスケの大会をすることになった。
もちろんあたしをチームにいれてくれる人はいなくて
当然のように得点板係。
当たり前のことだけど
やっぱりなれないこの生活。
あたしの隣には
好きな人もいなければ
友達さえもいないから。
「お前得点板。」
指さされたときに、
「じゃー俺もするわ。1人じゃ大変やん?」
隣で声がした。
関西弁・・・?
そんな人、いたっけ?
振り返ると、いかにもチャラそうな人が立ってた。
ピアス・茶髪・着崩し上等! っていう感じの人。
それでも目があった瞬間の笑顔は
澄んでる瞳でとびきり素直な笑顔だった