空を舞う桜
「俺からもありがとな。美和があの時戦ってくれなかったら飛龍が危なかったかもしれねぇ。ほんとに感謝してる。」
「っ…全然だよ。ねぇ、怒らないの?勝手に行動しちゃったり喧嘩できたりして…。」
ずっと不安だった事を打ち明けた。
「怒る?んな事しねぇよ。俺は、俺らは美和に助けてもらったんだよ?恩人に怒ったりなんかしねぇよ。」
よ、良かったぁ…。
「ありがとう、葵。」
満面の笑みをむけた。
「っ、ほら学校行くぞ。後ろ乗って」
葵の顔が少し赤く染まってたけど、知らないフリした。