鬼上司?と嘘恋から始めるスイートラブ
「なんなの、あんた!失礼にもほどがあるでしょ!!」
「そうよ、美晴ちゃんじゃないわよ」
「勝手に決めつけるな!」
「うるせー!!普段の行いが悪いんだから疑われても仕方ねえんだ。お前がやったんだろ?素直に認めたら許してやるよ」
上から言われて言い返したい気分になったけれど、ここで言い返したらあのミスが私じゃないってことになってしまう。悔しい。私じゃない。でも、他の人に濡れ衣を着せられるのはもっと嫌。
「す、すみま・・・」
「で、証拠もないのに勝手に決めつけてみんなの前で罵倒して有無を言わさず謝らせるって?お前、それはないんじゃねえの?」
その声にみんなが一斉に同じ方向を向いた。そこにはいつもより不機嫌で声の低い課長がドアに凭れて立っていた。
課長はツカツカと靴音を鳴らしながら私の元に近づいてくる。くっと若干顔を顰める営業マン。営業マンと向かい合わせになると課長は口を開いた。
「根拠も証拠もないのにこんなとこで名指しで怒鳴る理由もわかんねえし、決めつけるのも失礼だろ」
「そ、それは・・・でも、いつもあんただって怒鳴ってんだろ?それくらい仕事ができねえってことなんだから違ってたって『すいません』って一言謝ったら済む話だろ。どうせあんただってこいつのこと経理課のお荷物と思ってんだろ?」
「そうよ、美晴ちゃんじゃないわよ」
「勝手に決めつけるな!」
「うるせー!!普段の行いが悪いんだから疑われても仕方ねえんだ。お前がやったんだろ?素直に認めたら許してやるよ」
上から言われて言い返したい気分になったけれど、ここで言い返したらあのミスが私じゃないってことになってしまう。悔しい。私じゃない。でも、他の人に濡れ衣を着せられるのはもっと嫌。
「す、すみま・・・」
「で、証拠もないのに勝手に決めつけてみんなの前で罵倒して有無を言わさず謝らせるって?お前、それはないんじゃねえの?」
その声にみんなが一斉に同じ方向を向いた。そこにはいつもより不機嫌で声の低い課長がドアに凭れて立っていた。
課長はツカツカと靴音を鳴らしながら私の元に近づいてくる。くっと若干顔を顰める営業マン。営業マンと向かい合わせになると課長は口を開いた。
「根拠も証拠もないのにこんなとこで名指しで怒鳴る理由もわかんねえし、決めつけるのも失礼だろ」
「そ、それは・・・でも、いつもあんただって怒鳴ってんだろ?それくらい仕事ができねえってことなんだから違ってたって『すいません』って一言謝ったら済む話だろ。どうせあんただってこいつのこと経理課のお荷物と思ってんだろ?」