やばい、可愛すぎ。
その顔に、イライラして、でも胸が痛くなる自分にまたイライラして。
「怒ってるけど」
と、馬鹿なことを口走ってしまった。
「あの……お風呂のことは、ごめんね……痛かった、よね?」
申し訳なさそうに、眉を下げる白井の鈍感さ加減に、
「それじゃない」
───ああ、くそ俺は何言っている。
なんで、こんなに意地悪言うんだよ。
もっと優しくしたいのに。泣きそうな顔なんて、させたくないのに。
「え?あ、でも……」
「わからない?」
俺は無意識に、とんと鈍感で、いまだに俺のことを信じ切っている───白井の近くに、ずんと近寄る。
とん、と白井が腰かけている椅子の背もたれと、テーブルに手を置いて、じっと真正面から───白井を見る。