やばい、可愛すぎ。
白井は、俺が顔を近づけるとぁ、うと小さく声を漏らして、
たこみたいに顔を真っ赤にしながら、唇をかみしめた。
……あーこんな時でも可愛いとか、
ほんと……反則すぎ。
「ぇ、あ……ぅ、その私がすぐに謝らなかったこと……?」
「違う」
「……じゃ、じゃあ幼稚園のお迎え任せちゃったこと……?」
「違う」
「お昼に───水瀬くんとの話で、結局最後まで……話せなかったから……?」
「……」
水瀬くん、御影くん。
こいつの中で、俺とミナセクンとカテゴリーが一緒なのかよ。
わがままだ、これ。
小学生でもこんなわがまま言わないのに。