やばい、可愛すぎ。


白井は、俺が顔を近づけるとぁ、うと小さく声を漏らして、

たこみたいに顔を真っ赤にしながら、唇をかみしめた。


……あーこんな時でも可愛いとか、

ほんと……反則すぎ。



「ぇ、あ……ぅ、その私がすぐに謝らなかったこと……?」


「違う」


「……じゃ、じゃあ幼稚園のお迎え任せちゃったこと……?」


「違う」


「お昼に───水瀬くんとの話で、結局最後まで……話せなかったから……?」


「……」


水瀬くん、御影くん。

こいつの中で、俺とミナセクンとカテゴリーが一緒なのかよ。


わがままだ、これ。

小学生でもこんなわがまま言わないのに。



< 163 / 514 >

この作品をシェア

pagetop