やばい、可愛すぎ。
「あ、そうだよ。……持って行ってくれる?」
「うんー」
翔太はりんごを乗せたお皿を持つと、大きく頷いて駆け足で二階へと上がって行ってしまった。
……翔太にもたくさん心配かけさせちゃったな。
今度の夕飯は、翔太の好物たくさん作ってあげるからね。
と、思いながら振り返ると、
「翔太くん、サツキになついてんだねぇ」
しみじみと目を細めながら、おじいさん口調でそういうので、思わず吹きそうになってしまう。
「そうだね……何時の間に、仲良くなったのかな」
「ま、アイツに子供が懐くなんて信じがたいけど」
そこで、高梨くんは言葉を切ると───じっと私を真正面から見つめて、言った。
「───帰り、皐月に何があったか……教えてくれる?」