やばい、可愛すぎ。
「……さて」
ちらり、とベットで横たわる皐月くんに視線をやった。
うん、さっきより顔色はいいみたいだけど……まだ息苦しそう。
ずれていたタオルを直して、私はもう一度布団をかけなおした。
後は、おかゆかなにか、皐月くんが食べれそうなものを作って……薬を飲んでもらわないと。
長い髪を束ねて、ひとくくりにした後ぎし、という音とともに、
「……ゆ、り……」
と、掠れた低い声がした。
皐月くんのほうを見ると、ぼーっとした熱っぽい表情で、私のことを見ていた。
「皐月くん、具合は大丈夫?何か食べたいものある?
おかゆとかゼリーとか……解熱剤飲まないと」
「……」
皐月くんはぼーっと私を見上げたまま、何の反応もない。
やっぱり、今起きるのはつらいよね。
適当に作ってきて、あと水分補給も……そう思って、立ち上がった瞬間───
ぴたり、と私の体が、固まる。