吸血鬼たちに甘く囁かれて
か、考えている暇はない!


そう思って勢いよく息を吸う。


──じゃぷ


ゆっくりと目を開けると目の前にはこちらをじっと見つめてる楓君。


水の中で揺れている楓君の髪の毛が綺麗だと自然とそう思った。


見とれていたらいつの間にか楓君の顔が近くにあって少しでも動いたら鼻先が当たりそうなくらいに。


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