吸血鬼たちに甘く囁かれて
楓君に触られているところが熱い。


そこだけじゃない。


私の全身が熱を帯びているように熱い。


──ドクンドクンドクン


妙に心臓がうるさく感じる。


私の顎を掴んでいたてを今度は私の唇にもってきた。


人差し指でゆっくりと感触を確かめるかのようになぞる楓君の指に私の体はビクッとする。


私の反応を見てまた楓君笑う。


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