吸血鬼たちに甘く囁かれて
やっぱり行きたいという気持ちには勝てなかった。


黒崎君は一度フッ、と笑うと、


「だって。お前らはどうする?夏祭り行く?」


黒崎君が振り返ってみんなを見る。


「「「「もちろん」」」」


「祈織ちゃんが行くなら俺はどこにでも」


「僕はもちろん行くよ!!」


「夏祭り楽しみだね!」


「……」


影君、楓君、朔夜君がそれぞれに言葉をくれて幹君と黒崎君は黙って頷いてくれた。


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