吸血鬼たちに甘く囁かれて
「それじゃあ私帰るから」


どおやら書類を書き終えたらしく買えると言い出した。


「じゃぁ、一緒に帰ろ!!」


なんでこんなこと言ったかって?


そんなの簡単。だって僕がもっと祈織ちゃんと喋りたかったから。


「え、……嫌です」


驚いた。


だって僕の誘いを断る子なんて初めてだったから。


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