ニセモノ×初恋=??
そんななか、

「あの…センパイ、ちょっとよろしいですか?」

ちょっと遠慮がちに紗英ちゃんが声をひそめた。

正直、図書室に行こうとしていたので暇なわけではなかったが、なんとなく紗英ちゃんの言い方が気になり、

「いいけど…どうかしたの?」

と返事をしてしまう。

私の返事を聞き、紗英ちゃんは友達二人に先に行っとくようにお願いしたため、二人はいなくなった。

二人がいなくなったのを見てから、

「センパイ…うちの兄と何かありましたか?」

さっきまで美波ちゃん達と話していたことを、また紗英ちゃんにも尋ねられた。
< 204 / 558 >

この作品をシェア

pagetop