ニセモノ×初恋=??
「ちょっと喧嘩みたいなのしちゃって…」

喧嘩と言っていいのかわからないが、今日に至っては口も聞いてもらえてないので、やっぱり機嫌を損ねてしまってるんだろう。

「そうなんですね……」

紗英ちゃんが困ったような顔でつぶやいたので、

「何か言ってた?」

私の方からも尋ねてみた。

紗英ちゃんは困ったような顔のまま、

「…各務センパイに何言った?って聞かれて…最終的にはお前のせいで!って真っ赤な顔で慌ててたんですよ…だから何かあったのかなぁって…」

と首を傾げた。

「うわ、ごめん!私が余計なこと言ったから、紗英ちゃんが怒られちゃったんだね」

まるで紗英ちゃんが何か言ったかのように、含みを持たせて井ノ上に話したから、紗英ちゃんが怒られるというはめになってしまったんだろう。

それに気付いたら申し訳なかった。


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