ニセモノ×初恋=??
「!!!!」

思わずびっくりした。

児玉くんは私の方は見ておらず、井ノ上の方をじっとみている。

怒ったような、クールなような顔で。

顔立ちが綺麗だからこそ余計に怖い。

「ね、児玉くん、私の方が児玉くんを幸せにできるよ!」

そんな児玉くんに駆け寄り、女の子はそう言った。

「だから各務さんと別れて、私と付き合ってよ!」


強い口調でそう訴えている。


「違うよ、児玉くん、これは…」

私がそう言いかけるが、

「今さら言い訳!?見苦しいわよ!」

遮られ、それを言うこともできない。

「児玉くん、あなたのためなんだよ!こんな浮気者、サイテーだよ!」

ずいぶん言われ放題だが、そう勘違いするようなことをしてしまったんだろうか。

自分としては納得できないが、第三者から見たらそう思える状況だったんだろう。

< 240 / 558 >

この作品をシェア

pagetop