ニセモノ×初恋=??
井ノ上の言葉を聞いてもまだ児玉くんは無表情のままで。

「すまない、ってことは、各務さんとキスをしたというのは間違いじゃないんだ?」

淡々とした口調が静かに怒っているのを感じさせた。

それに対し、

「あぁ。俺からキスをした」

そらしていた視線を児玉くんに向けて、井ノ上が言う。

その言葉を聞いて、児玉くんはひとつ、ため息をついた。


そして、視線を下にして、ゆっくりと井ノ上に近付いた。



井ノ上は近付いた児玉くんを見ると。





「でもお前には悪いと思うけど…………俺は、各務の事が好きだから、したことに対して後悔はしていない」




等とのたまった。


< 242 / 558 >

この作品をシェア

pagetop