ニセモノ×初恋=??
「なっ……そっ……そんなこと言う!?」

噴き出すのをこらえた私だったが、児玉くんの思いがけない一言に動揺した。

そんな私の様子を見て、

「あっはっは!各務さん、すげー動揺してる!」

とめちゃくちゃ大笑いしている。


―――むぅぅぅ!小学生か!!


動揺してることを突っ込まれた私は、せめて何か仕返ししたくて、児玉くんの手にあるスプーンを取り上げた。




「もうやらん、二度とやらん」



皿を片付けながら、ジト目でにらみつつ呟いて見せた。

それを見て、さらに爆笑している。


―――コンニャロ。


「私が片付けて帰ってくるまでに笑いを止めといてよ!」



二人分の皿を重ね、お茶が入ったグラスはコースターごとテーブルに残すと、笑いまくっている児玉くんを残して、食べ終わった皿をキッチンに片付けに行くことにした。


本当なら児玉くんが帰ってから片付けるつもりだったが、児玉くんの発言を聞いたら、ちょっぴり放置してやれ!と思ってしまった。




―――ったく、なに考えてるんだか児玉くんは!!小学生か中学生じゃあるまいし!


皿を素早く洗いながら、心のなかで文句を言ってみた。


冷たい水の温度がひんやりして気持ちがいい。


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