ニセモノ×初恋=??

―――そうだったんだ………。


「けど、凄く仲良さそうだったし……」

教室や駅で抱きついてきた光景を思い出す。

「あれは、薫がふざけてというか…」

「お父さんのお仕事仲間の娘さんというのは本当?」

田神くんにも聞いたけど、児玉くんにも確認してみる。

「うん……。その関係で、家庭教師もすることになったんだけど…それ以上のことは何もないよ?妹みたいなもんだし」



―――そうだったんだ……。



それを聞いて無意識にホッとした自分がいた。


すると。



「……もしかして、ヤキモチ妬いてくれた?」

なんて児玉くんが言うから思わず顔を上げると。

ちょっとイジワルな顔をしている児玉くんと目が合った。


――――コイツ!!


「さあ?どーでしょうね?」


イジワルな顔をされた仕返しに、私もプイ、と顔を背けてみる。


「なーんだ、残念」


そういうと、


「!?」


急に手を引いて歩き始めた。


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