ニセモノ×初恋=??
自分が気付かないところで、二階堂さんの知り合いが児玉くんや私を監視(?)していたのかと思うと、ちょっとゾッとした。

それと同時にそこまでする二階堂さんの気持ちがわからなかった。



この前聞いたみたいな院長夫人がどうとか、そんな意味で児玉くんに執着してたのか。

もしくは、やっぱり、本当に児玉くんのことが好きだからなのか。



考え込む私に、

「薫が各務さんに近付いていろいろ話したことは聞いた。それで、具体的にはどんな説明受けたのか確認してみたいんだけど…」

と聞いてくる。

「具体的に?」

「うん、各務さんが薫に聞いた内容を教えて欲しい。薫からも聞いたけど、それ以外があれはちゃんと訂正したいし、本当のことがあればちゃんと説明する。各務さんに誤解されたままは嫌だし」



―――本当に話してもいいのかな。


そう悩んだけど、児玉くんの真剣な顔に話してみることにした。



「二階堂さんと児玉くんのお父さんがお医者さんで、昔からの知り合いで」

「うん」

「両親から認められた正式な婚約者で……けど、それが周りの女子にバレたら二階堂さんが危ないから、カモフラージュのために私をニセモノの彼女にしたって……私なら大丈夫だろうからって……」

「はぁ!?それは全くの嘘だよ!そんなふうに言ってたのかよ……」


口調が荒くなる児玉くんに、思わずビクッとする。

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