欲張りでいーでしょ!!!
コイツ俺の彼女だから。

〝 お前が好きだ 〟


その声が頭でこだまする。


何度も何度も...飽きる事なく。


『キャァァァァァ♡!!!』

もちろん、1人ではしゃいでますよ??///


あの後ー...




『...俺、初彼女だわ。///』

『私もなんですけど。///』


プッ

いつもと同じ、2人で話してるのにー...


やっぱりカレカノだと違う...///


あーもう...幸せッッッッッッ///


今 そんな感情でいっぱいの胸の中///

部活に向かっているところです♪♪


紗羅ぁぁ♪♪

早く話したいッッ♪♪



そう思って角を曲がった時


ドンッ


『いてててて...』

誰??

『す、すみませー...』

『笠原??』


岳...ッッ!?!?



『あ゛...』

バスケのボールを抱えて
目を見開いている岳。


ど、うしよ...



『考えてくれた??返事。』

『え...っとぉ...』

頭にポンッと朝日の笑顔が浮かぶ。


ボボンッ///


『顔赤いよ?笠原。』

『え!?///』

朝日の馬鹿。///



『でもそれー。俺じゃないんでしょ??』

『え...』


ガンッ


壁と岳に挟まれた。


イキナリ表情が怖くなる。


ビクッ


『...ごめん。』


パッと手を壁から離すと岳は目線を逸らした。


『う、ううん...』


ガンッ


隣の窓が勢い良く開いた。


『何してんだよ...岳』

あ、朝日!?

『笠原と話してんの。悪い...??』

『悪い。コイツ俺の彼女だから。』


こんな時ですがー...

ときめいちゃいますッッ///

彼女...いい響き♪♪


『ごめんな。朝日。
笠原はたった今俺に告白して来たんだよ』

!?

『だからー...俺がもらうから』

『ちょっ...岳!?』


いたっ...


な...んでー...



グイッ


『コイツ、俺のもんだから。
岳には渡ねぇわ。何があってもー。』

『朝日...!!!』


『...ったく。さっさとくっついてよ。』


『え?』

『ごめん。笠原ー...今の嘘( ^∀^)』

『!?!?!?!?!?なっ...///』


『好きだったのは本当だよ??
でもー...俺知ってたんだよね。
笠原の目線の先は必ず朝日...って。』

『ちょっ...///岳!?』

『だから、ちょっとムカついたからいじったの。ごめんね??』


『バカ野郎。
ま、嘘でもコイツはやらないけどな。』

朝日...


可愛い...///♡


『幸せになれよ。笠原』

ポンッ

『あ、りがと』

私の頭に手を置くと岳は歩いていった。


『ったくー...びっくりさせんなよ。』

『あは☆』

『ま、これで邪魔モンいねーしな。』


『ほへ??』


どんどん近づく朝日の顔。



まー...さか。


kissッッ!?!?



さりげなく目をつぶったらー...




チュッ


『今はまだほっぺにしとく』

な...ッッ!!!///


ほっぺでも照れますけど...///


『俺がいつかお前の身長...
抜かしたら口にしてやるよ。』


ーーーーッッ...///


『じゃ、部活行ってきまーす☆』

タタタタタタタッ


『馬鹿...///』


可愛すぎる...



『あーんず☆』

『さ、紗羅ッッ!?』

イキナリ階段から紗羅登場。


『みーちゃった☆kissシーン(´>∀<`)』

『!?!?!?//////』


『おめでとう...杏。』

少し涙目の紗羅。


『幸せになってね...(*^^)v』

めいっぱいに口角をあげた紗羅の笑顔に
私も涙ぐむ。


『紗羅のおかげだよぉぉ...ありがとぉぉ...』


紗羅...大好きッッ☆
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